特に初めてのお子さんを迎える方にとって、パートナーの方とともに産後新たな生活のステップを踏み出すことは重要ですよね。その経験は産後の入院でファミリールームで過ごすことによって実現可能かもしれません。今回は、EVK Düsseldorfのファミリールームについて説明します。
EVK Düsseldorfでは、産後病棟 (Station 4B) のベッドの空きに余裕があるときに、パートナーが一緒に滞在することができるFamilienzimmerが可能となります。この場合は、患者さん用のベッド一つがパートナーの方に割り当てられ、一つの部屋で赤ちゃんとママと3人と過ごすことで退院後の生活の基礎がスムーズに築くことができます。もちろんパートナーの方の食事も出ます。パパは赤ちゃんのオムツ替えや赤ちゃんの検査の立会いなど、ママと役割分担しながら過ごすことができますし、赤ちゃんのことを二人でみているため、ママの精神的にも大きなメリットがあります。
自己負担にも関わらずファミリールームを希望する方は大変多いのですが、EVK Düsseldorfの場合は、お産を終えた時点での産後ベッドの空き具合で家族部屋としてベッドを使用可能かどうかが判断されるため、必ずしも希望に添えられないのが現状です。お産には波があるため、産婦さん・褥婦さんだけで病棟が満床になってしまうことがあるためです。その場合にはパパへのベッドより他の患者さんたちへのベッド提供が優先されます。また、一気に入院があり患者さんのベッドが足りなくなってしまった場合は、入院途中でもファミリールームを中途解約される場合があるのでご承知おきください。中には、「分娩登録のときにファミリールームをすでに予約してある」と主張される方もいるのですが、病院はホテルではないためファミリールームの確約はできません。ご希望がある方は、『運が良ければファミリールームで過ごせる』と考えておくのがベストかと思います。
ファミリールームののパートナーの方の滞在費は自己負担で、COVID-19の感染拡大の現在においてはさらにPCR検査も自己負担になります。また、感染予防のため滞在中はパートナーの方も院外へ出ることも自粛していただいています。上のお子さんは残念ながら一緒に滞在はできません。
希望が多い場合は、多胎分娩後や大出血など医学的適応(医師の判断)のある方が優先され、その他の方は希望順での対応となります。ドイツの入院期間は短くベッド状況はどんどん変わるため、希望がある方は入院時そして分娩後も病棟スタッフに聞いてみてくださいね。
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