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A.Oさん

◆ドイツに来た背景

主人の駐在の帯同でドイツにやって来ました。もともとはコロナの関係もあり、日本で産むつもりでしたがドイツではコロナ禍でも立ち会い出産が可能だったことと、不妊治療の末にようやく出来た待望の子供だった為、主人と1から一緒に育てたいと思い妊娠8ヶ月というタイミングでドイツにやって来ました。

 

◆佳子さんとの出会い

渡独することを決めた時はまだヘバメさんを自分で探さないといけないことを知らず、かなり後になってから佳子さんにお願いの連絡をしたことを覚えています。その時にはもうすでに佳子さんのスケジュールは埋まっていたため、佳子さんの妹さんの典子さんにお願いすることになりました。

そんな中、産前のおんぶと抱っこ紐のクラスで佳子さんと初めてお会いしました。こちらのクラスではドイツで手に入れられる実際の商品の紹介から、抱っこの大切さまで色々教えてくださいます。抱っこ紐の使い方やコツなども教えていただけるので、悩まれている方はぜひ参加されると良いと思います。そこで同じ月齢の妊婦さんや先輩ママとの交流もできますよ。

 

◆お産について

私は妊娠糖尿病だったこともあり予定日付近にEVKにて面談をしました。先生との面談時にも佳子さんが隣にいてくださり、私の出産スタイルの希望を伝えてくれたので心強く、助かりました。その時点で赤ちゃんが推定3800gとかなり大きかったため、予定日の3日前から入院して誘発することに決まりました。

入院してからは毎日決まった時間にNSTを行い陣痛がくるのを待ちますが、スケジュールが合えば毎回佳子さんが診てくださいました。不安なこともその場で聞き、場合によっては代わりにドクターにも聞いてくださるので心強かったです。途中、誘発剤の種類を変えたりもしたのですが、佳子さんが他のヘバメさんにもしっかり伝えておいてくれるのでまったく心配ありませんでした。

予定日の夜に陣痛が始まり、子宮口3cmの段階で主人も立ち会いに参加ができました。とにかく言葉が不安でしたが、コロナ禍でもこうして一緒に出産に臨めたので本当に助かりました。というのも痛みと疲れで頭が回らず、咄嗟に英語も出てこないので…荷物を持って来てもらったり、さすってもらったり、日本語で指示して色々やってもらえたのは助かりました。さらに私は緊急帝王切開になったのですが、なんと帝王切開の手術中も主人が立ち会えました。日本ではなかなか出来ない経験だったと思います。そのおかげで息子の誕生の瞬間も二人で迎えることができました。こういった、コロナ禍やどんな状況であっても出産に立ち会うことを基本とするドイツの形はとても良いところだと感じました。

私はその後のカンガルーケア中に大量出血があり、再度オペに入ったのですがちょうどお昼に出勤された佳子さんが急いで私の元に来てくださり、これから何をするのかお話ししてくれました。こういったピンチの際にも日本語だと本当に助かりますし、安心します。手術の合間も主人を気にかけてくださったり、その後はICUまで足を運んでくださったと聞きました。その節は本当にありがとうございました。私はもちろんですが主人も心強かったはずです。

ICUにいる間は、もちろん赤ちゃんにも原則会えないのですがヘバメさんたちが私と赤ちゃんのこれからの為に毎日ICUまで通って赤ちゃんと触れ合わせてくれたり、おっぱいをあげる練習をさせてくれたりしました。ICUの当直のナースさんも毎日変わりますが、その度に私を励ましてくれました。「私の時もおっぱいが出なくて大変だった。」とか、「私の赤ちゃんは4000g超えで産まれたよ。」とか、みんな自分の色々なお産体験を話してくれ、とても優しくしてくれました。私がICUで治療を受けている間は主人が代わりにヘバメさんから教わって赤ちゃんにミルクをあげたり、おむつを替えたりしてくれていました。本当にあの数日間は色々な人のサポートがあって心から助かったと思います。

何日かICUで過ごした後は、無事に産院の病棟に戻って赤ちゃんと主人と私の3人での育児がスタートしました。こちらにはファミリールームというものがあるのですが、そこではお父さんも一緒に寝泊まりして育児をすることができます。産後のお母さんの体は思った以上にダメージを受けてヘロヘロです。そんな時はお父さんに頼ることも大切かと思います。これからEVKで出産を考えている方はぜひファミリールームをおすすめします。家族の絆も一層深まったと思います!

佳子さんはもちろんですが、他のヘバメさん、ナース、そしてドクターもとても優しく本当に親身に私の術後の経過をサポートしてくださいました。特にドクターのパク先生は、同じアジア人として色々なアドバイスをくださいます。(入院食はもちろんパンがほとんどなのですが、宅配でアジアンを取ると良いよ!と言うアドバイスはかなり為になりました!笑)

また、日本人は辛くても泣き言を言わない人が多いけど、何でも言ってね!と言ってくださり、私は気になることは何でも聞いていました。アジア人の体の特徴、気質もわかっていらっしゃったので、それもまた安心のポイントでした。出産はどの国でも同じ流れだとはいえども、現地の方と私たちでは体の大きさも、体質も違いますからね。

無事に退院してからもEVKには何度かお世話になりましたが、通訳の越村さんに相談すれば予約も取ってくださいました。もちろんドクターもしっかり診てくれますよ。

長くなりましたが、私のようにトラブルがあっても問題なく退院〜体調が良くなるまで過ごせたのがEVKでした。佳子さんを始め、スタッフの皆さんやドクターも本当に優しくて頼りになります。

 

◆これから出産される方へのメッセージ

私のように日本で産むかドイツで産むか迷っている方は、どちらで産むにせよやることは一緒なので、そうであればぜひドイツでご家族と共に出産に臨まれると良いと思います。(どこの都市に住まれるかにもよりますが)佳子さんを初め、頼れる方がたくさんいるのできっと大丈夫。私も、思いもよらぬ大きなトラブルがありましたがドイツで産んで良かったと思います。そのおかげで今、主人と共に子どもの成長を日々楽しめています。

長くなりましたが、これから出産に臨む方に参考になればと思います。

A.Oさん

妊娠中から産後まで詳細な体験記をありがとうございます。

A.Oさんの入院期間と私の勤務が合い、お産を待ちながら色々なことをたくさんお話ししましたね。分娩誘発中も前向きに赤ちゃんと会えることを楽しみに過ごされていたA.Oさんの姿が印象的です(EVKの写真撮影にも参加していただきました!)。産後は止血のための緊急手術が必要になり、ご夫婦共々本当に怖い思いをされたかと思います。それでもA.Oさんの頑張りで無事に回復され、安堵したのと同時に、改めて母子ともに健康にお産することの尊さを実感いたしました。

抱っことおんぶのコースの時から言われていたように、産後は愛情たっぷりに赤ちゃんとの触れ合いを大切にされていて、今もとてもすてきに育児をされているのが伝わってきます。ここドイツ・デュッセルドルフでは、ご自身が動けば受けられるしっかりとしたサポート体制がありますので、私もぜひ二人のお子さんをA.Oさんご夫婦のようにふたりで一から育児をしていく選択をされる将来のパパ・ママが増えることを願っています。そしてコロナ禍でも家族にとって何を大切にするべきか見失わないドイツの体制は素晴らしいので、日独どちらで産むか迷われている方はぜひA.Oさんの体験談も選択の際の参考になさってください。

​永田より

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