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 I さん

<ドイツに来た背景>

3年前に夫の転勤で、当時3歳の息子とワンコ1匹と共に渡独しました。
 

<妊娠生活の過ごし方>

6年ぶりの妊娠に大喜びだったのも束の間、上の子の育児は落ち着いてきたとはいえ、つわりが酷かったのでとても辛かったです。
つわりの後は、お腹の張りや恥骨痛…上の子の時にも切迫でしたが、ドイツでは考え方が違うのか、先生の反応も穏やかだったので、とても気楽に遠慮なく動き回って過ごしていました。笑

<EVKでの出産を決めた理由・病院選びで大切にしたポイント>

初めての海外出産なので、日本人の受け入れが多い病院から絞りました。コロナのため病院見学は出来ませんでしたが、友人の勧めで小児科もあるEVKを選びました。

<お産と産後の経過>
普段からよくお腹が張っていましたが、産まれる数日前からは、締め付けられる様な明らかに違う痛みがありました。ただ不定期だったので病院へ行くタイミングにとても迷いました。

予定日の2週間前の夜中、痛みが10分間隔になったので意を決して受診。しかし診察中に遠ざかってしまい、赤ちゃんを起こすためにとお水を貰いました。
結局、陣痛が弱まってしまい、散歩を勧められたので一度帰宅。明け方に寒空の中長男とお散歩したのはいい思い出です。

病院に戻ったとき、ちょうど日勤でいらした永田さんに診察してもらいました。少し進んできたようで、相談してそのまま入院することになりました。
当時コロナ対策のため、夫は分娩室しか入ることが出来なかったので、お産が進むまでは病室で1人です。不安というより、赤ちゃんに会える喜びと久々のひとり時間が嬉しく、のんびりとリラックスできたと思います。
その後は徐々に陣痛が強くなったといえ、まだまだ余裕で間隔も不定期だったので、好きな音楽を流しながら、ヨガやスクワットをして過ごしました。
ヨガの最中に破水。夫へ連絡してから、歩いて分娩室まで向かいました。その日は混んでいたようで、暫く待合室で待たされたのですが、この間に陣痛が強くなり、見知らぬご主人の横で痛みに悶えたことは一生忘れません。笑
ようやく分娩室へ入り診察するや否や、ヘバメから赤ちゃん出していいよーとの声。水中出産・立ち会い出産を希望していたので一瞬戸惑いましたが、あまりの痛みにそんな事はどうでも良くなりもう必死です。
ドイツの分娩台は、足台や手すりを使わないので、逞しいヘバメと医師につかまり踏ん張り支えられながら、破水から50分という早さで元気な赤ちゃんが産まれました。
水中出産は出来ませんでしたが、赤ちゃんが出やすい様に左右に転がりながらのお産はとても貴重な経験でした。

産後は臍の緒がついたまますぐにボンディングをします。その後ようやく到着した主人と共に暫く過ごし、病室へ移動しました。
前回出産時、破水後も暫く時間が掛かったので、主人も私もこんなにあっという間だとは思いませんでした。経産婦は早いと言われますが、歳の差が開いてもその通りだと身をもって知りました。立ち会い予定のご主人は、ぜひ連絡後すぐに病院へ向かってください!

産後すぐから母子同室。育児の経験があるので、特に戸惑うことなくのんびりと過ごしました。
それよりも傷と骨の痛みが辛かったので、Quarkを固めた冷却剤や鎮痛剤をしょっちゅうお願いしました。看護師さんは日本の様に手厚くはないですが、訴えれば親切に対応してくれるので、遠慮なく何でも相談すると良いと思います。

退院後はヘバメが訪問してくれたので、傷や骨の痛み、赤ちゃんの成長について気軽に相談することが出来ました。おかげで安心して産後1ヶ月を過ごせたと思います。
ヘバメ不足で探すのは大変ですが、退院後の方が沢山心配事ができるので、このシステムは利用する価値ありです。永田さんも目指しているそうなので、日本人ママの強い味方になってくれること間違いなしですね!

 
<入院生活で感じたこと>

病室のトイレにパッドや簡易下着があるので、もし分娩前に病室に入院されたら、この時点で着替えておくことをお勧めします!また産後は傷の痛みで排泄が辛いので、産前から会陰マッサージをしておけば…と後悔したほどです。簡易ビデを持参したのでかなり役立ちました。

食事をオーダーできるとはいえ、反映されるのに時間が掛かるので気長に待ちましょう。笑
基本的に塩分やカロリーが高めだからか、かなりお乳が張って足が浮腫みました。その分沢山お水を飲んだので、経産婦だと言うこともあり母乳の出はよかったです。お水などの水分飲み放題はとってもありがたいシステムでした。

 

<困ったこと、もっとこうしておけばよかったと思ったこと>

出産時にはTシャツワンピを着ており、案の定汚れたのでそのまま処分しました。ボンディングでは上からガウンを被せてもらいましたが、そのまま病室へ運ばれ、夕食を出されたのでとても困りました。
枕元に自分の着替えを置いておいたので、赤ちゃんの着替えをお願いし、自分はその間に着替えて食事をとることが出来たので、ぜひ事前に着替えを用意される事をお勧めします。

 

<永田さんがいて助けになったと思ったこと>

関わった時間は一瞬でしたが、入院前の診察時に、私の状況を考慮した上で入院と判断されてよかったです。あの時帰宅していたら、破水してからの急展開に戸惑い、危うく車内出産となっていたかもしれない…そう思うと恐怖しかありません。永田さんの判断力に感謝です!
 

<これから産む方へのメッセージ>

こちらは産後3日目で退院なので、体はまだガタガタでとても辛かったです。コロナ禍の出産だったので、日本の家族に頼れなかったものの、幸い?主人が在宅勤務だったので、産後1ヶ月までは赤ちゃんのお世話以外のほぼ全部をお願いし、上の子にも随分協力してもらいました。そのお陰で体力などかなり回復したので、これから産まれる方も可能な限り図太く、ご主人やご家族に沢山甘えて頂きたいです。

出産後は夫婦共に大変なことが山ほどありますが、赤ちゃんはとにかく可愛くて癒されます!海外なので頼れる人が少ない分、だからこそ夫婦で楽しんで乗り越えられたらと思います。
家族力アップ目指して私もこれから頑張ります!

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Iさん

貴重な出産体験談をありがとうございます♡

陣痛はまだ弱いけれど本格的に来たら早く進みそうだから念のために入院してもらおう…と判断したものの、私が勤務を終えて帰るときには余裕の表情でお散歩されていて。もしかしたら今日生まれないかも💦と思ったことを覚えています。それからあっという間のお産!わずか50分の間に様々な体験をされていたんですね😲 着替えやビデなどのアドバイスもこれから出産される方にはとっても助かる情報です♪ 海外での妊娠・出産・育児に加えてコロナ禍ということもあり心配事やストレスも多かったと思いますが、それをご夫婦・ご家族の絆を強める機会にされていることが素晴らしいです。出産後にうかがったIさんの夢、応援していますよ~✨永田より

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