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赤ちゃんと過ごす夏

更新日:2023年11月23日

基本的に過ごしやすいドイツの夏。たくさんの人たちが、強い日差しの中で短い夏を満喫します。今回は、赤ちゃんが快適・安全に過ごせるような夏のテーマをまとめました。


*服装*

どんな季節でも、着ている服が適切か赤ちゃんの状態から確認しましょう。背中が汗ばんでいたら暑い(着せすぎている)サインです。一枚服を脱がして様子をみます。汗で濡れた服やシーツは、冷えてそこから体温が奪われてしまいますので、新しいものに交換しましょう。肌に直接触れる服やシーツは吸水のいい自然素材でできたものを選択するのもいい方法です。


*暑さ対策*

クーラーがないドイツの家。扇風機を使用される方も多いと思いますが、赤ちゃんに直接扇風機の風が当たらないようにしましょう。肌から体温が奪われてしまいます。

赤ちゃんが汗ばんでいるようなら、水で濡らして固く絞ったタオルでおでこや首回りを冷やしてあげても大丈夫です。アイスノンや氷は赤ちゃんにとって冷たすぎるので使用は避けましょう。

夏の車内は高温になりますので、どんなに短い時間でも絶対に赤ちゃんを車内に置いて行かないようにしてください。


*日焼け対策*

天気が良い日に赤ちゃんと一緒にお出かけすることは家族の楽しいひとときですよね。その時には赤ちゃんが日焼けしないように気をつけてください。赤ちゃん用の日焼け止めもありますが、初めの一年は可能な限り使用を避けるのが望ましいです(赤ちゃんの肌はとっても繊細であり、できるだけ不要な負荷を避けるため)。ですので、直射日光が当たらないように対策をすることが大切です。具体的にはベビーカーに日よけをつけたり、抱っこしながら日傘を使用するなどです。家にいるときも赤ちゃんの寝かせる場所は、直射日光があたらないところにしましょう。


*虫除け*

肌に直接つける虫除けスプレーなども、最初の一年は日焼け止めと同じ理由からできるだけ避けましょう。ベランダなどで赤ちゃんと過ごす場合は、虫除けのキャンドルを使って蚊を近くに寄せ付けないようにすることもいいかと思います。お出かけの時は、虫が苦手なアロマを染み込ませた布を持ち歩くのも効果があります。

*水分補給*

夏の暑い日は、いつも以上に水分が必要です。授乳回数を増やしたりして、こまめに水分が取れているか確認しましょう。おしっこの回数が減っていたり、色が濃くなったりしていたら水分が足りなくなってきているサインなので、意識して水分摂取を促しましょう。



赤ちゃんはまだ言葉で体調を伝えたり自分で衣類の調整をしたりすることができないので、周りにいる大人が気にかけて調整してあげる必要があります。とは言っても、それに大きなプレッシャーやストレスを感じる必要はありません。赤ちゃんは自分たちと同じ人間ですので、よく見てコミュニケーションをとりながらこの子が何を感じて伝えようとしているか理解しようとしてみてください。そして「これがして欲しいのかな?」試してみて、その反応からそれが求めていたことだったことだったのか、それとも他のことがして欲しかったのかを感じてみましょう。そうしたことを繰り返していくうちに、だんだんとお互いの絆が強くなり、さらに分かり合えるようになっていきます。


ドイツの短い夏を赤ちゃんと満喫してください♪


参考資料:Das Baby

Information für Eltern über das erste Lebensjahr

BZgA (Bundeszentrale für gesundheitliche Aufklärung)




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